季節の終わりに

まったくもって毎日暑くて
日本人の挨拶といったら決まってきている今日この頃。
たまに雨が降ったりなんかして
ひょっと涼しい日があると
みんなはよかった、ほっとしたって言っている。
でも私は、今日は涼しくてよかった、というよりは
そのひんやりとした空気や秋風の匂いにきゅんきゅんして
とても切なくなる。
私は一年の中で、もう夏も終わって秋がくる
もう冬がそこまできてるね、といった
暖→寒にうつる短い時間が一番すきで。
なんといっても、金木犀の匂いがしてくる頃。
理屈じゃなくて、心身で感じられるあの切なさがたまんない。
そんな話をお母さんにしたら
「あんたはそんなとこまでお父さんにそっくりだね。」
と言われた。