ブルー・ゾンビ

大学生って、ほんとうにお気楽ぽんち。
大学生以外の世の中の方々はもう仕事なり学校なりに励んでおられる。
一年の半分は休日、な大学生が贅沢言っちゃあいけないよ。
遊びほうけている時分に、みんな働いているんだ、と思うと
罪悪感がわいてくる。
そして一番悲しいことは、都会で一人暮らしをしてから
「夜」に対する畏怖が、自分のなかで少なからず失われてしまっていることだ。
これは夜行性人間であるということとはまた別の話。
夜から外へ遊び出てオール、なんてことに何の抵抗も感じなくなってしまうのは悲しい。
そこに何の後ろめたさも感じなくなってしまったら、吾も末、という感じがする。
とは言え、澄み切った夜のバイパスをひた走る、
なんていうキンモクセイというよりはキリンジ的なシチュエーションはとても魅力的。
しかしそうしたキリンジの夜には
そこに確かな後ろめたさと切なさと、アンニュイさがある。
すてき。
夜への畏怖は、必ず心のどこかしらに置いておかなければならない。