TALK

おかしな2人

六つ年の離れた兄には、昔からどこかで一目をおいていました。 そして、なんだかわからないけど嬉しくて、なんだかわからないけど自慢でした。 小さい頃はいじめられたのだよと親たちは言うけれど 正味わたしは「いじめられた」記憶はあまりありません。 た…

サイレンの歌

夜中のバイパスをひた走るのがすき。助手席に座って。 そしてそれと同時に、夜に点滅する鉄塔の小さな明かりが、ものすごくすき。 片田舎の実家ではそんな光景はみられないのだけど。 どうしてこんなにすきなんだろう。 うまく説明できないけど、哀しくて、…

アンドロメダ

毎度毎度、幾度となく見たドラえもんの映画を だらだらとしかしいつだって真剣に見るのだが すると決まって昔から何故か私の心を掴んで離さなかった 四次元やパラレルワールドへの興味関心が湧きあがる。 科学だ数式だってのはもちろんさっぽりだけど 自分の…

金木犀の香りがぷんぷんする秋の朝の風を切りながら走るのはなんて爽快だろう。 通学通勤する様々なひととすれ違い。 みんなそれぞれの一日がはじまってゆくのだね。 ふと、自分がこの京都という街のいち住民として暮らしていることに とても不思議な感覚を…

秋はやっぱり夕方だね。 夜もいいけど。というか夜はどの季節もいい。 あと空が白んでくる早朝。ポイントは日の出前であること。 すてきすぎるあの時間。 夜は、友達だからね。 明けない夜はないって、陽はまた昇るって言われるけど 明けない夜の方が魅力的…

ダンデライオン

ライオンという動物がすごくすきです。 みんなに恐れられ、誰ひとりとして近づくものはいない。 一匹悠々とたたずむ姿。 そこには、百獣の王と言われるオーラと、哀愁がある。 鋭く、哀しいその瞳。 きっと誰よりも強くて、誰よりも優しい。 その優しさを安…

青春狂走曲

そっちはどうだうまくやってるか こっちはこうさどうにもならんさ いまんとこはまぁそんなかんじなんだ って、いつも思って暮らしてます。 楽しすぎだね。

十四時過ぎのカゲロウ

キリンジのはなし。 最近、いよいよキリンジしか聴いていない。 季節時期によって多少聴く音楽に偏りはあるものだけれど いよいよ、といった感じ。 音楽の趣味って、昔から変わらないようで もちろん根本的には変わっていないんだろうけど 年と共に、いよい…

常に心を前向きにしておくことは大変。 何かに熱中しているときはいいけど、 それが終わると鬱々としてしまう。 青々とした湖の底に沈んでしまうように。 大袈裟なはなし、気をゆるめるとそれは襲ってくるみたい。 漠然とした原因がみえるからこそ、逆に苦戦…

ブルー・ゾンビ

大学生って、ほんとうにお気楽ぽんち。 大学生以外の世の中の方々はもう仕事なり学校なりに励んでおられる。 一年の半分は休日、な大学生が贅沢言っちゃあいけないよ。 遊びほうけている時分に、みんな働いているんだ、と思うと 罪悪感がわいてくる。 そして…

彼女

朝そこそこにちゃんと起きて朝ごはんを食べたり シーツを洗ってみたり お気に入りのドレッシングを買ったり(ちなみにキューピーのさっぱり塩味) お母さんから送られてきた梨をむいて食べたり お義姉ちゃんに手紙を書いたり ケンタロウレシピの肉みそネギたま…

ロープウェイから今日は

どんなに暑い最中でも、ほんの少しの風や水の音、 夏の夜に漂うかすかな秋の匂いなんかで 「涼」を感じることがある。 それは春夏秋冬同様で、そこにそれぞれの季節を感じられる。 忙しくしてたり、こころに余裕がないと、見えないものがある。 こころにゆと…

あの世で罰を受けるほど

湿度の高い、濃い重い空気に包まれても そこに夏を感じるからよい。 ただなんとなく過ぎていく日々だけど そんな一日一日がほんとうはすごく大切で。 遠足の一日も、ただぼーっとして過ぎた一日も 同じくらい重要で、自分にとって必要な一日なんだと思う。 …

花になる

一人の男子高校生とすれ違う。 昔すきだったひとに重ねてみて 今、この高校生のことを胸焦がして想っているひとも またどこかに存在しているんだろうなあと思う。 私はあの頃、それこそそのひとの登校から下校まで ずっと後をつけていたいくらいで でも今た…

夜明けまえ

夜が明ける直前が、すごくすき。 空がしらんでくる頃、それはほんの一時。 陽が出る前の、暗いでも明るいでもない世界。 その一時に、ベランダから空を見たり 外を歩いたりするのがすき。 まだ街が動き出していない、動き出す直前の あの静けさがすき。匂い…

高い空

私は侍がだいすきだけど、 それと同じくらい忍者がすごくすきです。 忍者になりたいです。 よってハットリくんもだいすきです。 将来は侍か忍者と結婚すると昔から決めています。今現在私が取得している技といったら、 忍法聞き流しの術 忍法自主休講の術 忍…

万華鏡

音楽は、ひとりになったら常に聴いている。 自転車に乗りながら、 バスに揺られながら、 てくてく歩きながら、 食べながら、 眠りながら。 小説も、漫画も、私の日常にはかかせない。 お風呂につかりながじっくり読むのもすきだし 扇風機の横でごろごろして…

遠い匂い

夏にやりたいことはいっぱいある。 ライブに花火にお祭りに、 海にお墓参りにすいか食べ。 でも、ふと振り返っていつも思い出される光景は、 そんなどこかへ行ったとか、何をした、とかじゃなくて もっと曖昧な、何をしているでもない夏の日常。 風鈴の音と…

さすらい

旅に出たい。一人旅に。 風の向くまま気の向くまま、のほほんとさすらいたい。 リュックひとつで、どこへ行こうか。 南かな、北かな。東かな、西かな。 一人旅をするなんてのは 学生の醍醐味のひとつってもんで。 できることならヒッチハイクがいいな。自転…

夢みるようなくちびるに

最近、昔の友達の近況をよく耳にする。 資格の実習頑張ってる子 就職して仕事頑張ってる子 サークル頑張ってる子 ワークホリデー行って頑張ってる子 結婚して家事頑張ってる子 それは様々だけど、みんな自分のやるべきこと、やりたいことを 一生懸命にやって…

ソフトパレード

あたりまえのように過ごしてる今の日々は、 もう二度と戻って来ない時間なんだって、最近よく思う。 同じ人と同じことをして過ごしていても すべてがまったく同じ日はもう二度となくて、 目には見えなくても、時間と共に微妙に変わってしまう。 今は今しかな…

若者たち

どうしても私は、「今どきの若者」が苦手で。 大学ってのは本当に若者がうじゃうじゃいて、 さらに最近では強い紫外線もプラスされ、 お昼どきとか吐きそうになります。 もっと、もさい人ばっかだったらいいのになぁ。 もっともっと、変人ばっかだったらいい…

胸に咲いた黄色い花

私は、逢いたい人がたくさんいる。 それはとても幸せなことだと思う。 それは家族をはじめとして、 今まで出逢ってきた友達。 昔好きだった人。 お世話になった先生。 憧れていた先輩。 今まで色んな人と出逢って、別れて、 みんなそれぞれ離れた場所で、別…

一日の終わりに

記憶というものは、忘れているようで、 季節の匂いや昔聴いた音楽なんかでふとよみがえり、 いいこともわるいことも、むくむくとふくれあがり 鮮明に思い出してしまうことがある。 それでいて決して手にすることはできないという ある種とても残酷なもので。…

暴れだす

いやはや、また野球の季節がやってきたね。 嬉しいね。 野球とは人生ですよ。いいね。 はやく試合を観に行きたいです。 パ・リーグの試合に行こう。むふふ。 小学校中学校の頃は、「野球貯金」というものをしていて、 お年玉でもなんでもその中に入れて、 東…

19才

昔の友達や、お世話になった先輩などと話をすると、 心が活性化される。 過去が美しく思えて仕方ないのは、 今しか生きられない以上どうしようもないことだろう。 そしてだからこそ今を生きるということが大切で、難しいんだと思う。 高校生くらいまでは、早…