金木犀の香りがぷんぷんする秋の朝の風を切りながら走るのはなんて爽快だろう。
通学通勤する様々なひととすれ違い。
みんなそれぞれの一日がはじまってゆくのだね。
ふと、自分がこの京都という街のいち住民として暮らしていることに
とても不思議な感覚を覚える。
そうか、ここは京都なんだよね。
「とにかく京都に住みたい」という理由で大学を選んだわたし。
もちろん歴史的文化財溢れるこの地で歴史を学べることにも魅力はあったけれど。
ますます、京都は、すきです。
京都の、昔ながらの民家が並ぶ町並み裏路地袋小路。
お地蔵さまに道祖神さま。猫に河原に京阪電車。味のある古本屋さん。
このお寺がすごい!という以前に、
京都の日常にある、なにげない平和なその景色が、わたしは何よりすきです。
寂しくなることもあるけれど、やっぱり京都に出てきてよかった。
ありがとう。