十四時過ぎのカゲロウ

キリンジのはなし。
最近、いよいよキリンジしか聴いていない。
季節時期によって多少聴く音楽に偏りはあるものだけれど
いよいよ、といった感じ。
音楽の趣味って、昔から変わらないようで
もちろん根本的には変わっていないんだろうけど
年と共に、いよいよ固定されてきたという気がする。
本当に好きな種の音ってゆうのは、一回聴いたらぞっこんで惚れてしまう。
キリンジ、彼らの重なり合う声と
繊細ないくつもの音
あれは魔法だと思う。
涙がでるほど
冷たくて暖かくてアンニュイで懐かしくて、とてもやさしい。
体のすみずみまで沁みわたるのがわかる、音。
私がずっとずっと憧れてきた世界観がそのまま、そこにある。
はじめて聴いたときから、遥か昔に、どこかで聴いたことのあるような気がした。
一人暮らしをはじめてからは、毎晩キリンジをかけて眠った。
彼らが歌をうたうこの時代に生まれてほんとうによかったと思う。
素敵すぎです。気絶ものです。
お金を貯めて貯めて貯めて、生きているうちに絶対逢いたい。