落陽

いろんな本を読んだり、映画をみたり
あちらこちらへ行って、多くのひとと話をしたり
わたしの知らない世界は気が遠くなるほどに溢れていて
でも、わたしは、あの日の夕焼けだけを
ひたすら守ることに精一杯で、他のものはなにもいらないと思った。
たくさんのきらきらしたものが身に纏えるのだとしても
それを脱ぎ捨てて
あの夕日だけは、守り続けて死にたいと思った。
それは滑稽なほど狭くて、涙がでるほど大事な
わたしの世界だと思った。


フォークソングがそこかしこで流れていた
お父さんのあの青春時代が
きっといちばん良い時代だったんだろうなあとおもう。




そして今わたしは思っています
あしたからもこうして生きていくだろうと

よつば

しゃばしゃば。
クリスマスや年末はあっという間に過ぎて、今年が終わります。
ぶりぶり、にまにま、している間に。
無我夢中でただただ走りつづけて
終わってしまったのではなかろうか。
悲しいほど澄んだ、冷たい冷たい風に
ぐしゃぐしゃになるまで吹かれて
それでも風をきって きって
道行くひとに指をさされても、笑われても
わたしは結局かけぬけるんだろう。
かけぬけてしまうんだろう。
通り過ぎる景色さえまともに確認できぬまま。
錆びれた列車のように
不思議な音を響かせて
かけぬけるんだろう。



来年は、ぐびぐび、ぐびぐび、たっぷりの栄養を吸収しながら
ぷるりと成長できるように。
こやしもたいせつに。
目をひらいて。てのひらを暖めて。
根っこをしっかり張って。
プレゼントに貰った黒いコートを、ずっと大切に着よう。
ことばを丁寧に扱おう。
いっぱい歩こう。

ずっと先のあの日には、きっとにんまりするのだ。

来年も、笑い合えるかな。ぽくぽく。

ありがとう。合掌。

おんなのこ

くらしのいずみ (ヤングキングコミックス)

くらしのいずみ (ヤングキングコミックス)

おひとり様物語(1) (ワイドKC)

おひとり様物語(1) (ワイドKC)

ほんとうにだいすき。
谷川史子というだけで迷わず買ってしまうあれ。
休日の前の晩に
甘い甘いコーヒーとちょっとしたお菓子をちびちび食しながら
お気に入りの椅子に座ってゆっくり読みたい。
かわいいなあ。

ミルク色の細い道

深津絵里はかわいいなあ。
ジョアのCMむはあ。


先日えらい久方ぶりに、ひとまえで泣きました。
堪えていたものが、ほつんときれてしまって
ほろほろ ほろほろ 涙がこぼれました。
彼以外のひとの前で泣くなんて、まずなかったのに。
じぶんでもびっくりして
泣きながらにしてなんだかとても滑稽におもいました。
すごく興奮して、ぼよぼよを吐き出せたおかげで
まっくろになってしまっていたお気に入りの靴を
ふたたび気持ちよく履けるようになったというかんじです。
ざぶざぶ洗って、いっぱいのおひさまを浴びて、
やっぱりわたしにはこの靴しか合わないんだなと
つまさきで、とんとん。
ありがとう。
じぶんが守りたい世界があるからこそ、
しっかりと顔をあげて、歩いてみよう。
大きくなくても、なつかしくて、あったかい木になろう。

カヌー

毎週思ってるけど、やっぱサザエさんはおもしろいね。
あったかいぜ。
今も昔も、子ども達は変わらず
日曜の夕方は切なくなるのだろうね。
ふんふん。
来週はスペシャルだよ。



ゆうべは、おおきな台風でした。
生理前ゆえ、荒れて荒れて
殿さまと喧嘩。
毎度毎度、彼には迷惑をかけています。
普段何でもないことが気になって仕方なくなり
悪態ついてみたり、泣いたり。めいわくだなあ。
一晩眠って太陽がのぼったら
ゆうべの雨風が嘘のような、台風一過。
タバコ屋の看板は倒れたままで
枯れ葉もそこらじゅう舞っているけれど
掃除をすればだいじょうぶ。すっきりしました。


この週末は、お金がなくても実家に帰ればよかった。
すごく後悔しています。
でも、この後悔は実際帰らなかったからこそ気付けたもので
今後に生かせればいいとおもうので
気に病まないようにします。



さいきんは、若者らしいモラトリアムが続く。
もんもん もんもん
理想ばかりがひとり歩きしている。


ごくごくたまに
じぶんなりの、何かを紡ぎだせるような
そんなきもちになる。
激しくもなければ
整ってもいないけれど
とぽとぽとぽとぽ
少しだけ冷めた紅茶を煎れるような
心地よいこの感覚。
暖かい朝日が
のぼってくる。


それでもわたしは
やわらかくて、なつかしい
あったかくて、ちょっとだけせつない
あのころ、だれかがあそんだ
ぬいぐるみのようなひとに、なれたらいい。


ぐるぐる ぐるぐる



おおきなおおきな鍋で作った
豚汁が食べたい。

昼と夜の間をゆらゆら揺れる

6限の教室を真っ先に出て
すっかり暗くなった夜道を息をきらして京都駅まで。
千葉までの片道切符を握りしめ、新幹線に乗り込む。
いちばん後ろの窓側の席に座って
お気に入りのクロワッサンとミルクティーをちびちび食しながら
ヘッドフォンからのゆるい音楽を楽しむ。
(ちなみに久しぶりにサニーデイ・サービスを聴いて泣いた)
点のような光が散らばっては消える夜の景色を
ぽーっと見ながら
なんとも言えない気持ちに浸る。
海底のようだ。ゆらゆら ゆらゆら
そしてわたしにとって間違いなく、これは至福のとき


甘いことばもきらきらする場所も、
ほんとにどうでもよくなって
ただただ悲しいくらいしあわせな世界を
いつだってしっかりとみてしまう。
そしてこの世界が
わたしを強くも弱くもする。
願わくば、つよく、やさしく、なれますように。


ありがとう。




そういえば、何故か浅草に行きました。
たのしかったです。

風を撃て

きょうはひとり菊花賞に行ってきました。
帽子をぽっくりかぶり眼鏡をかけて、赤ペン片手に新聞にぎりしめ。
おっさんがたにまみれながら必死に淀へ。
前の晩から万馬券とる気しかしておらず
予定ではウン十万からウン百万当たるはずだったので
そわそわそわそわしていました。
・・・
フローテーションて!
一番人気のオウケンブルースリはすんなりきたものの
最後の最後でフローテーションが差して二着。
わたし、わりと早い段階できってました、はい。
サタウマでの藤岡佑介を信じるべきでした。
武豊アンカツは結局きれなかったのに…。
はあ。
でもその他のレースでぽつぽつ勝ち、
大負けはしないですみました。
基本的にボックスの馬連で買うのだけど
これからは三連複で買おうかなと調子のってます。
そしてそう遠くない未来に三連単で当てます、わたし。
でも穴狙いを単勝で買ったほうが単純に当たりやすいのかなあ。
いやあしかし、やっぱ差し馬はかっくいいね!しびれる。
じぶんが買った馬が最後の最後で差すときは
何度体験しても鳥肌もんで、泣きそうになります。
そして馬をみていると、ふしぎなくらいこころが落ち着きます。